テレビでは日本ハムファイターズの大谷翔平選手やサッカーの本田選手などスポーツ界スターを目にする機会も多いでしょう。一方、高校時代などに甲子園や全国高校サッカーなどで同じステージに立ちながら、プロの選手になれない方もたくさんいるのはご想像の通りです。
では、彼らがどんな風な職業選択を行っているのでしょうか。私が野球好きなこともあるので、高校野球を経験した選手を実例にだしここではご紹介したいと思います。
指導者という生き方
ある意味プロ野球選手になれなかった方にとっては理想的な生き方ですよね。例えば先日レンジャースからドジャースへの移籍が発表されたダルビッシュ有投手の高校時代の2番手ピッチャーだった「メガネッシュ」こと真壁投手は現在社会人野球のホンダでコーチとして活躍されています。
また、高校野球の指導者として活躍しているのは、沖縄県初の春のセンバツの優勝投手となった比嘉公也投手です。先日、甲子園で甲子園監督として母校沖縄尚学高校が甲子園出場となったとき、比嘉氏が監督としてノックをしていた姿をご覧になった方もいるでしょう。
指導者として活躍されている方もたくさんいます。また、ノンプロとして活躍されている方も多数います。プロにはなれなかったものの、野球・サッカーに関われてる方も少数ですがいるのも事実です。
サラリーマンとしての生き方
では、それ以外はどんな生き方をしているのでしょうかといえば、普通にサラリーマンとして生きている方もたくさんいます。松坂世代で横浜高校の松坂大輔投手と死闘を演じたPL学園の上重聡はアナウンサーとしてプロの世界で生きることを捨てたことで話題になりました。彼は選んでビジネスの世界に身を投じたわけですが、サラリーマンになる方の大半はプロ野球選手を諦めた、または活躍を見込めないと感じた選手です。
しかし、彼らは高校野球の厳しい環境でやり抜いた人材です。そのため、ビジネスの世界で活躍するケースも非常に多いです。私の所属する会社でも甲子園球児を、プロ野球選手を目指していた後輩がいますが、彼は会社でもトップクラスの営業として活躍しています。野球の世界ではだめでしたが、ビジネスの世界では大活躍しています。
芸能界でも体育会系は大活躍
野球ではとんねるずの石橋貴明氏、ココリコの遠藤章造氏、サッカーだとお笑いコンビペナルティの二人、お笑いトリオパンサーの尾形貴弘氏など高校野球・高校サッカーの一線級で活躍された方が、いま芸能界で活躍しているという方も多数います。やはり、厳しい世界で勝ち抜いてきた経験が、芸能界という荒波で生き残るバックグラウンドになっているようです。
まとめ
プロ野球・プロサッカー選手になりたくてもなれない選手がたくさんいるのは事実です。しかし、その荒波を経験し、乗り越えてきたことは、新しいステージでの活躍するバックグラウンドになります。タイトルは「末路」などと言っていますが、目標達成ができなくても新たな目標を見つけることで活躍できるんだという体育会系の強さを感じます。
今目標を持っていない人、親御さんで子供の教育に悩んでいる人、共通して大事なのは「やりきる」経験をすること、させることです。やりきったことが財産になるのは上記の方々が証明してくれているのですから。
この方は野球少年の中で最も勝ち組の一人でしょうね...。