はじめまして!
看護師ライターのしまづと申します。
現在、急性期の病院で勤務しながらライターとしても活動中です。
「え!?看護師しながらライターもしてるとかめっちゃ仕事できるやん・・・。」
とか思いましたか??
そんなことはありません。
ないのです・・・。
むしろ、新卒で入職した大学病院では仕事ができなさすぎて毎日怒られ続けました。
エリート看護師の足を引っ張りまくり自己嫌悪の毎日でした。
そして、最後には戦力外通告されました。
看護師で仕事できなさすぎて戦力外通告された経験ある人ってあんまりいないでしょ?
思い出したくないくらいの大失敗に終わった社会人デビューですが、今は再スタートしてなんとかやっていけています!
そんなぼくから、毎日怒られ続けて仕事に行くのがつらい看護師のあなたへ。
環境を変えることで人生がガラッと変わるかもしれません。
選択肢は今いる場所だけではありません。
ぼくの経験をお伝えしますので、何かのきっかけになれば幸いです。
大学病院に就職するもエリート看護師についていけなかった
ぼくが新卒で就職したのは大学病院で、内科に配属されました。
その大学病院はとても教育体制が整っており、福利厚生もよし。
何より、とてつもなく仕事のできるエリート看護師が多かった印象です。
そして、ぼくもいずれはエリート看護師の仲間入りできると確信しました。
当時は・・・。
実際に仕事が始まってみると予想外の事態に困惑します。
仕事の忙しさや勉強量の多さは覚悟していましたが、ぼくと職場の雰囲気の相性が最悪で全くなじむことができませんでした。
居心地の悪さを感じつつ、特定の先輩看護師が悪魔のように怖すぎて毎日怯えて過ごさなければならなかったのです。
具体的にはこのような対応をされて日々精神力をゴリゴリと削られ、今でもトラウマとなっています。
- 「おはようございます!」とあいさつしても無視
- 口を聞いてくれるのは注意するときや、「はぁ、なんで?根拠は?」とプレッシャーをかけてくるときのみ
- 仕事で必要なことを聞くと「はぁ~・・。」とため息。「もう何もしなくていいから」と言われる
- ぼくがその場にいるのに存在を無視して悪口を言われる
天使のように優しい先輩看護師もいましたが、悪魔の存在によってぼくに心の平穏はありませんでした。
タチが悪いのがそのような振る舞いをするのは非常に仕事ができるエリート看護師なのです。
そして、ぼくは仕事ができないし、頭の回転も遅いので攻撃のターゲットにされていたのだと思います。
他の新人看護師たちは職場に溶け込めておりイキイキと働いていたのがとてもつらかったですね・・・。
サービス残業は多かったですが、決してブラックと呼ばれるような職場ではなかったはずです。ー
お給料は平均以上、休日もしっかりとれる、設備は最新のものが充実していました。
それでも、ぼくには全く合っていない環境でした。
適性の無い職場で働くことはとてもしんどいことです。
ぼく自身やる気はありましたし、一部の先輩たちもぼくのことを成長させようと熱心に関わってくださっていました。
しかし、どれだけがんばっても結果は出ず、逆に今までできていたことで失敗を繰り返すようになります。
毎日怒られては自信を失って自分が嫌になり、自信のなさから失敗を招くという悪循環に入ってしまいます。
まわりのスタッフからの信頼を完全に失い、忙しい職場であるにもかかわらず仕事を任せることができない「お荷物」のような存在になり居場所を失ってしまいました。
この頃、常に落ち込んでいる雰囲気だったので、患者さんにまで「しまづくん大丈夫?」と心配されていましたね。(大変申し訳ない話です・・・。)
つまり、ぼくは力不足でエリート看護師の世界に溶け込むことができなかったのです。
1年半で戦力外通告
そのような状況で看護師2年目に突入しましたが、相変わらず仕事はできず足を引っ張っては怒られる毎日です。
「帰りたい、帰りたい、帰りたい」と、そればかり考えて仕事をしていました。
そのせいか、休日の朝目覚めた時に自宅なのに「帰りたいなぁ・・・。」と思わず口にしていました。
メンタルが崩壊するかしないかの瀬戸際だったのではと思います。
そしてある日、重大なミスをしてしまいます。(詳細は伏せます)
幸い大事には至らなかったのですが、迷惑をかけてしまった申し訳なさと自分への失望感でこの世から消えてしまいたい気持ちになりました。
そして、上司に呼び出されて「これ以上、あなたに仕事をさせられない」と戦力外通告されて退職に。
正確には自己都合退職ですが、最後の方は完全に仕事を干されており実質クビです。
頭が真っ白でふわふわと現実感がない時間がただよっていました。
クビになったことへのショックはなく、むしろ「もう職場に行かなくていいんだ」と、安心した気持ちになったのを覚えています。
転職エージェントを利用して転職!
その後1ヶ月ほど何もせずに自分と向き合い、「やっぱり看護師を続けたい」という気持ちになりました。
ぼくが退職する少し前に妻が転職エージェントを利用して転職しており、スムーズに希望に沿った転職を実現させていたのです。
その様子を見ていたので、ぼくも迷わず転職エージェントに登録。
たまたま転職会社が自宅の近くだったので、その日の内にエージェントさんと面談することに。
- 仕事の負担が少ない
- 残業が少ない
- 年収は下がっても構わない
これらを条件に転職先を探してもらい、最初の連絡から10日ほどで条件に合う病院への面接にたどり着き、すぐに内定をいただきました。
転職エージェントには条件やこだわりをしっかり伝えるのがポイント!
当時は自己肯定感が下がりきっており転職活動や面接が本当に怖かったです。
「次の職場でもなじめなかったらどうしよう・・・。」と、不安な気持ちでいっぱいだったので、親身に対応してくれ面接にまで同行してくれた転職エージェントはとても感謝しています。
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年収は下がったが時間と心のゆとりが圧倒的に増えた
転職先は田舎のこじんまりとした病院です。
年収は70万円ほど下がりましたが、自分のペースでゆっくりと働くことができる職場で残業もほとんどありません。
そして何よりも、怖い先輩に怯えながら働かなくてよくなったのがうれしくてたまりませんでした。
自分に合った環境で働くことで心に余裕ができ、ようやく看護師の仕事に真剣に向き合えるようになったように思います。
余談になりますが、転職後は自由に使える時間が増えたので副業としてライターや投資を始めてみました。
幸いにも軌道に乗せることができ、年収は転職前を大きく上回る結果に。
仕事に振り回された時期もありましたが、だんだんと人生の主導権をとりもどしつつあるのではないかと思います。
仕事に行くのがつらい看護師のあなたへ
改めて、仕事に行くのがつらい看護師のあなたへ。
あなたに適性の無い職場でがんばっても、がんばった分だけつらくなってしまいます。
人には向き不向きがありますので、いくらホワイト企業であってもあなたにとって不向きであれば転職すべきです。
追い込まれてとりかえしがつかないことになる前に行動を起こしてください。
職場を変えることでぼくのように人生が好転するかもしれませんよ。
また、働き方改革の一環として副業が解禁されました。
一つの職場、一つの仕事にこだわる必要もありません。
視野を広くしてあなたらしい働き方を探してみてくださいね。
ぼくの経験が少しでも参考になれば幸いです。
ジョブシフト×しまづ【看護師ライター】
著者
役バリバリ8年目看護師/webライター/FP資格持ちのお金のプロ/不動産運営してる/掲載メディア「カンゴトーク」「モトリーフールジャパン」「FX初心者講座」など ⇒運営メディア 人生のカルテ