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リーマンショックからの不況脱出の為、パワハラ路線に転換した会社

皆さまはじめまして。

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ぜんそく力な日常という絵日記ブログを運営している、碧乃あか男と申します。

今回は僕が勤めていた会社のエピソードを紹介したいと思います。

 
それは今から21年前、僕が26歳の時に中途採用で、とあるプラスチック製品を作る射出成形の工場に入社しました。

仕事の方は、支持された金型を成形機に取り付け、成形していく仕事です。

一日中立ち仕事なので、足がとても疲れましたが、慣れてくれば、それほど辛い仕事ではありませんでした。

ただ一つ問題があって…


僕の上司は部下をいじめる、陰湿系のパワハラ課長だったのです。

幸い僕はその課長に好かれていたのか、いじめの標的にはなりませんでしたが、気が弱い社員の人達は、事あるごとに嫌味を言われたり、必要以上に怒ったりしていました。

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後ろに社長がいるのを気付かずに、部下をいじめて、課長自身が怒られる事もあったみたいです。

こんな事が続き、社長はある決断を下す事にしました。

それは…

パワハラ課長を降格させ、代わりに入社2年目だった僕を課長に抜擢してくれたんです!

上司だった人が僕の部下に…

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この状況、本当にやりづらがった〜!


そんな状況でも、、僕は自分を課長に抜擢してくれた社長の為にも、一生懸命頑張り、製品の品質向上と、職場内でのいじめを無くし、誰もが気軽に話しかけられる、笑顔のある明るい職場に改善する事が出来ました。

僕の課長としての仕事は、とても順調でした!


そう…10年前までは!


10年ほど前、アメリカで起きたリーマンショックの影響から、会社の経営状態は急激に悪化しました。

ベテラン社員のリストラ、事業の縮小、そしてさらには…

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全社員給料カットという、危機的状況に陥ってしまいました。

このままでは会社が潰れる!

潰れない為には、全社員が仕事中話す余裕がないぐらい、必死で仕事をしないとダメだ!

その為には、今までの様な仕事内容じゃダメなんだ!

と、会社が考えた方法が…

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僕を課長から降ろし、代わりに別の部署で仕事をしていた、E先輩を課長にする事に決めたんです。


実はこの頃、僕と社長で、今後の仕事のやり方で意見が合わず、対立していたんです。

社長は自分のやり方を通す為に、自分の考えに賛同してくれた、E先輩を課長にしたんです。


新たに課長に着任されたE先輩は、もとは別部署で成形用の金型を作る職人でした。

金型職人だけあって、とても神経質で完璧主義、わずかな不良も見逃さない鋭い観察眼の持ち主で、キッチリと仕事をするという意味では、課長として最適な人でした。

しかしその反面、短気で融通が全く効かなく、自分の指示通りできなかった者に対しては、それが年上だろうと関係なく、物凄い勢いで怒る人でした。


課長になったE先輩は、職人時代そのままの仕事ぶりで、神経質で完璧主義!

今までは良品として使えた品物でも

「こんな製品を出す(出荷)なんて、俺のプライドが許さねえ!」

と、不良品にし、ちょっとでも指示どおりできない者に対してはf:id:job-shift:20181107170556j:plain

 今にも殴りかかる様な勢いで怒り、気が弱い社員なんかは、震えて泣きそうになっていました。


僕は幸い、E先輩に怒られる様なミスはほとんどなかったので、それほど影響が出ませんでしたが、仲間達の多くは、E先輩を恐れ、死んだ魚のような目で仕事をするようになりました。

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 笑顔の消えた職場

死んだ魚の目で仕事をする仲間達…

この状態を見た社長は、みんなが無駄なくテキパキと仕事をしていると勘違いしていました。

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そして会社はその後、わずかですが注文量が増え、なんとか危機的状況を脱する事が出来ました。


E先輩のやり方は評価され

「君のやりたいようにやっていい!」

と社長に言われ

「わかりました。より一層頑張ります!」

と、何を勘違いしたのか、今まで以上に暴言や暴力まで振るうようになりました。


仲間の一部はE先輩を恐れるあまり、ちょっとした報告でも

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と、軍隊の上官に報告するような話し方になってしまいました。

まあ正直、社長に対する言葉使いよりもE先輩に対する言葉使いの方が丁寧になっています。


流石にこの状況をヤバイと思った社長でしたが、やりたいようにやっていいと言ってしまった手前、E先輩に何も言えず、この強烈なパワハラを放置しています。


現在の会社は、リーマンショック後の危機的状況は脱してはいますが、それ以上の発展は全くないままです。

給料も今だに3割カットの状態が続いてますしね。


果たしてあの時、僕を降格させ、E先輩を課長にした会社の判断は正しかったのか?

皆さんはどう思いますか?


今回の僕の話はこれで終わりです。

読んでいただきありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

 アラフィフイクメンパパの碧乃あか男です。自分の体験談などを絵日記漫画にして描いています。

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